最近のサーフボードはほぼ、ボードにオンフィンでセットされている物がなくなりつつあります。サーフボードを購入した際も自身でフィンを選び、購入するというとが主流になっています。好みのフィンをセッティングでき、また波の状況によっても自由にセッティングを変更できるので、楽しみも増えます。しかし、始めたばかりの初心者サーファー、初めてボードを購入した初心者サーファーにとってたくさんあるフィンの中からどれを選べばよいのか、非常に迷うことでしょう。今回は初心者サーファーが迷わずにセッティングできる、フィンの選び方ついて解説します。
この記事の内容
1.初心者サーファーにとってフィン選びは重要ではない
初心者サーファーにとってフィン選びはそれほど重要ではありません。サーフィンを何年もやっている中級者でもフィンを変えてそこまで変化を感じられないといったサーファーも少なくありません。フィンの形状、素材もたくさんあります。しかし初心者サーファーの選ぶ基準として考えるべきは、自分の体重で標準サイズのフィンを選べば問題ないです。素材についても安めの設定のグラスフレックスで充分です。正直、フィンの違いで初心者の上達が変化することはありません。最初は安いフィンで良いでしょう。素材、サイズについてはフィンについての知識として知っておく程度で充分です。
最近のフィンはデザイン性にも優れ、またプロサーファーのシグネチャーモデルも数多く発売されれています。そのようなフィンを選ぶことでテンションが上がるのであればそれも良いと思います。基本はご自身の体重を基準に選ぶようにしましょう。
X-SMALL | 55kg以下 |
SMALL | 55kg~70kg |
MIDIUM | 65kg~80kg |
LARGE | 75kg~90Kg |
X-LARGE | 85Kg以上 |
2.フィンのについて
ちょっと前まではフィンと言えば3枚のトライフィン、また2枚のツインフィン、1枚のシングルフィンといったようにボードにオンフィンとしてセッティングされてました。そのボードの特性にぴったり合うようにシェイパーがチョイスしてセッティングしていました。最近はFCS、FCSⅡ、FUTURE FINこのあたりがショートボードではメジャーなフィンブランドとなりますが、ボードをオーダーする際は、好みのフィンボックスを設定できることも多くなってます。またフィンボックスの数も好みによって決めることができます。トライフィンセッティング用の3プラグ、またトライフィン、クワッドフィンとその日の状況によってフィンの数もセッティングできる5プラグとボードの設定も好きなようにできます。個人的お勧めは5プラグのセッティングです。波のトロ厚い場合などはクワッドセッティングにして横に走ることを楽しみ、波が速めで良いときはトライフィンで縦の動きを大きく入れてかっ飛ぶことを楽しめます。フィンの数が変わると乗り味も大きく変わりとても楽しみが広がります。FCSⅡをサンプルとしてフィンの性質について解説します。
2-1.フィンの硬さ
フィンはその硬さによって乗り味コントロール性が変わります。フレックス性と言って柔軟性とでも言い換えられるでしょうか、それにより特徴が変わります。
グラスフレックス
プラスチックを型に流し込み作るフィン。フレックスの強い素材となっています。フレックス性が高い素材はコントロール性に優れ、パワーレスな波、また初心者、女性にもお勧めです。価格もリーズナブルなとなっています。
出展 FCS
ネオグラス
グラスフレックスより硬く軽くなってます。プラスチック、グラスファイバーを半分ずつ使用した素材となっています。硬い分、ターン時の反応も良くなります。価格帯も比較的リーズナブルです。
出展 FCS
ネオカーボン
ネオグラスに、20%~30%ほどカーボンを加えた素材。カーボンの高反発性でネオグラスよりも反応も良くなっている。今後期待できるフィンですが、現在ミックファニングモデルのMFフィンLサイズのみとなっております。
出展 FCS
パフォーマンスコア(PC)
ハニカム素材をグラスファイバイーで巻き作られているフィン。ハニカム素材により、軽量となってます。フレックス性も硬めで軽量設計となっているため、反応性ターン時の伸びも良くなります。
出展 FCS
パフォーマンスコアカーボン(PCC)
パフォーマンスコアにカーボンをミックスし作られた素材。パフォーマンスコアより軽量且つ硬めになっています。パワーのある波でのホールド感があり、レスポンスも非常に高いので力強いターンに向いています。
出展 FCS
パフォーマンスグラス(PG)
ファイバイークロス層のみで作られたグラスフィン。グラスフィンの中でも最も硬いフィンになります。上級者、プロサーファーに好まれるフィンです。
出展 FCS
FCS2 H4フィン
ここで特筆したいのが、HシリーズのH4フィン。ミックファニング監修でスイスの最新精密機器によって性質の異なる複数の素材を高次元で組み合わせて生み出された世界初となるコンポジット最新カーボン素材。硬く、軽くなりよりレスポンスも良くなり安定感も出ています。
出展 FCS
3.まとめ
今回はサーフィンになくてはならないフィンについて解説しました。知識としてフィンの特性を知っていれば上達したときに、どのようなサーフィンをスタイルとしてやっていきたいかによりフィンを選ぶことができます。初心者にとってはフィンはさほど重要な要素ではないので、まずは価格で選ぶ、デザインで選ぶ、このあたりにフォーカスしていいと思います。上達した際はご自身にあったフィンを色々探していくのも楽しみの一つです。
こんにちは!サーフィン大好きRYO(@RYO89156276)です。