サーフィンでエアーを決めるためのコツと練習方法

こんにちは!サーフィン大好きRYO(RYO@波乗り生活.ナミカツ)です。

サーフィンで人目を惹く技として近年注目されているのがエアーです。コンテストでは波が悪く、小さいコンディションでも一発で得点を狙えるのがエアーです。得意技としてエアーを持っているサーファーはコンディションが悪くても勝ちやすくなります。
しかしエアーを得意とするサーファーはサーフィンの基本から相当レベル高く積み重ねてきた結果の大技です。まずサーフィンの基本は出来なくてはなりませんが、ターンのできる中級サーファー以上なら練習さえすればエアーのメイクも夢ではありません。今回はエアーを決めるコツ、練習方法について解説します。

1.エアーの種類

サーフィンのエアーにも技の種類があります。細かく分類すると増えすぎるので3種類のエアーについて解説します。

1-1.ストレートエアー

波から空中に飛び出し、再び波に着水するエアー。
まっすぐ飛び出し、回転なしで波に戻ってくるのでサーフィンのエアーの基本形になります。
飛び出す位置、ボードを上げるタイミングさえわかってくれば高いエアーのメイクも可能になります。

1-2.エアリバース

空中に飛びだし回転を入れて波に着地する、コンテストでも盛り上がるエアーです。
リッピングでボードを返す方向に回転するのが エアリバース です。ライトの波【レギュラーの波】の場合空中で左回り、レフトの波 【グーフィーの波】 なら右回りになります。
板を返す方向に回ると覚えれば理解しやすいでしょう。

大原洋人プロの必殺技 エアリバース

1-3.アーリーウープ

アーリーウープはエアリバースと逆回り、つまりリッピングでボードを返す方向と逆に回転するエアーです。波が小さいと難しい技なのでオーバーヘッド程度の波からメイク率が高くなります。

コロヘアンディーノのヤバいアーリーウープ

2.エアーをメイクするためのコツ

エアーをメイクするためにはまずスピードがなければ始まりません。
波の中腹でアップスやターンでしっかりとスピードをつけて波の崩れてくる切り立った発射台を見つけ浅めのターンで一気に波をかけ上がり、空中に飛び出します。
発射台は波の切り立った部分、もしくはクローズセクションのリップになります。

加速して発射台を見つけたらあまり深いボトムターンではなく浅めのターンでオフザリップの要領で波を上がりボードが波から出て前足が波のトップから出た状態で、フィンが波から出る寸前に一気に後ろ足でボードを蹴り上げます。蹴り上げ時にジャンプするようなイメージを持つと飛び出しやすなります。
ボードの角度は直角ではなく時計でいう、11時、1時の角度で飛び出します。
この角度で飛び出すのがコツです。

画像で見るとわかりやすいと思います。前足がリップから飛び出し、フィンが抜けるほんの手前でテールを蹴り飛び出すイメージです。

村田嵐プロのエアーについての動画です。飛び出すタイミングの説明が非常にわかりやすいです。

3.エアーをメイクするための練習方法

エアーで大切なのはスピード、また飛べる波の見極めになります。
早い波でプルアウトの時にボードと共に空中に飛び出す経験はきっとしているでしょう。
これができているという事は飛び出すことはできるという事です。
まずはスピードをつけて波の掘れてきたリップで飛び上がる練習をしましょう。
前述した前足が波から飛び出し、フィンが波から抜ける寸前で飛び上がります。最初は低くても飛ぶ感覚をつかんでいってください。
飛ぶイメージができてきたら後はひたすら繰り返し練習するのみです。徐々に高くストレートエアーができるよう練習していきましょう。
おすすめは早い波のコンディションで練習することです。一発飛べればよいのでコンディションが悪くても練習可能です。

エアーのコツ前足、後ろ足どちらもボードの前気味に乗りスタンスを広めにすることです。 スピードもつけやすく、また着地時のバランスもとりやすくなります。

フィリペ・トレドのエアー。スタンスとスピードのつけ方に注目してください。

4.エアーの注意点

エアーの練習で最も注意しなければならないのが着水です。ガッツリ前足荷重で着水するとボードが折れたり、災厄の場合足を折ってしまうこともあります。
波の面ではなくなるべくスープに着水し、膝を使いしっかりと着水時の衝撃を吸収するようにしてください。最初はテール荷重を意識して着水していくと怪我しにくくなります。コツがつかめるまでは無理せず、高すぎると思ったら迷わずボードに降りないようにしましょう。

5.まとめ

今回はサーファー憧れエアーについて解説しました。中級者以上でしっかりターンができるサーファーなら練習していけば必ずメイク率は上がります。
ダンパー気味のあまり楽しめない波の日にエアーの特訓として飛ぶ練習を数こなせばコツはつかめます。発射台、飛べる波のブレイクの位置をしっかりと見極めることができればメイクできる日もそう遠くはないはずです。
必ずメイクできると信じて練習してみて下さい。

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