サーフィン中の車のカギ対策 キーボックスや鍵入れをおすすめする理由

こんにちは!サーフィン大好きRYO(RYO@波乗り生活.ナミカツ)です。

この記事は金庫のプロ玉置 恭一氏に監修いただきました。

鍵・金庫のスペシャリスト/防犯アドバイザー 玉置恭一氏プロフィール

22歳から鍵職人として始動。ジャパンロックレスキューサービス株式会社 専務取締役、株式会社ミライアン 代表取締役を経て、ジャパンベストレスキューシステム株式会社入社。同社退社後、株式会社ミライアン再始動。 現在は凄腕鍵開け職人として、多数のテレビ番組にも出演中。・所有資格等:総合防犯設備士

■玉置恭一TV出演実績
 テレビ東京系列「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」他


■玉置恭一オフィシャルサイト『開かずの!?金庫テラス』
https://www.meisterstudio.jp/profiles/tamakikyoichi/

最近の車はスマートキー、インテリジェンスキーが主流となっています。車のセキュリティー上ありがたいことですがサーファーには問題があります。以前は通常の鉄のキーをひもなどで首から下げてウェットの中にしまいサーフィンすることが一番安全でした。
しかし現代のスマートキー、インテリジェンスキーは水などに弱く壊れてしまうので海に入れることは難しくなっています。
そこでおすすめしたいのがサーフィン用のキーボックスです。
今回はサーフィン用キーボックスのについて解説します。

1.サーフィン中の車のキーの保管方法

サーフィン中のキーの保管方法はいくつかあります。物理的なキーなら、首から下げて海に一緒に入ることが一番安全です。

このようにキーがついているタイプであれば、このまま首から下げて入水可能です。キーと機械が一体になっている物はホームセンターなどで合カギを作り身に着けて海に入ることもできます。
鍵穴のある車ならこの方法が一番安全です。

注意点としては物理キーで閉めた場合はセキュリティーがかからない、また物理キーでしか開錠ができなくなります。車のセキュリティーを機能させるならこの方法はおすすめできません。

1-1.サーフィン用の鍵入れと防水バック

単純なキーなら、ウェット素材のキーケースに入れて首から下げて海に入るのが一番安全です。
スマートキー、機械式の鍵の場合は濡れて壊れてしまうので、身に着けておくなら防水ケースもおすすめです。

1-1-1.サーフィン用キーケス ウェット素材

ウェット素材のキーケースで、ひもと鍵をつなぎ、怪我をしないようにウェット素材のカバーがあるタイプです。
デザインも豊富で選ぶ楽しみをあります。機械式のキー以外なら一つは持っておいても良いでしょう。

1-1-2.キーケースのデメリット

海に持って入るキーケースのもデメリットはあります。
紛失することです。
首からしっかりと下げられる紐があるので、しっかりと首から下げて、ウェットの中にしまってサーフィンすれば、ほぼなくなることはありません。
他の人と入っていて、先に上がる友達に海の上で首から外してキーを渡すことは絶対にやめて下さい。
思わず手が滑ったりして落としてしまうことがあります。
必ず海から上がって渡すようにしてください

もう一点はインテリジェンスキーでロックすれば車のセキュリティが自動でかかりますが、物理キーの場合セキュリティが動かない場合もあります。
※車の設定によるものかもしれません。確認しましょう※

これは私の実体験です。
海の上で先に上がる友達に鍵を渡す際に見ていないときに急にセットが入り巻かれているうちにキーを落としてしまいました。
車の中にスペアキーがあったので、JAFを呼び開けてもらい事なきをえましたが、一瞬の油断がヤバいです。
面倒でも必ず上がって渡しましょう。

1-1-3.キーケースのメリット

キーケースのメリットは、カギを自分で持っている安心です。
首から下げているので、無理矢理に鍵を開けられない限り車を開けられることはありません。
また、海から上がってキーボックスのように番号を解除する手間がありません。
そのまま鍵穴に挿せばOKです。

1-2.サーフィン用キーケース 防水バック

スマートキー、機械式のキーでもやはりセキュリティー上、一番安全な方法は身に着けておくことです。
防水ケースもありますので、それに入れて首から下げて海に入ることもできます。
防水ケースはしっかりしているので、かさばるのが嫌な方は身に着ける方法でなくこの記事の後半で解説するキーボックスを使用することをおすすめします。

1-2-1.Aquqpac アクアパック 防水 ケース

色々なサイズの防水ケースをラインナップしているAquqpac アクアパックの小物入れようの防水ケースです。
あまり大きいものを選ばなければストレスなく身に着けることができます。

また以前よく使われていた方法ですが、カギを車のホイールにかくして入水したりマグネット式の簡易的なキーケースに入れて車の下に張り付けたりしているサーファーも多くいました。
これは絶対にダメです。
車上荒らしを狙っている悪者はそれを知っていて準備をしているサーファーを遠くから見ています。鍵の隠し場所を見ておき、サーファーが海に入ったらカギを開けて窃盗。狙っている者がいると想定して絶対にやめましょう。

1-2-2.アクアパックのデメリット

アクアパックのデメリットとしてはやはりかさばることです。
身軽にサーフィンしたい方には邪魔に感じてしまいます。

1-2-3.アクアパックのメリット

メリットとしては身に着けている安心感です。
また、インテリジェンスキーでロックしているので車のセキュリティも動いているので車上荒らしなどの撃退にもつながります。

2.サーファーにおすすめなキーボックス セキュリティーボックス

現代の車のキーのセキュリティー対策として一番おすすめなのが、やはりキーボックスを使用した方法です。
箱のようなケースに鍵を入れ車の取れない箇所に固定してロックする。この方法だとどのようなタイプのカギでも対可能です。
しかし重要なのがこのキーボックスに入れてもスキミングされる可能性はゼロではありません。
そこでキーからの電波を遮断するキーボックスを選んだり、電波遮断用の袋などに入れてそれをキーボックスに入れるようにしてください。絶対ではありませんが安全性は高まります。

テストは必要ですが、普通のアルミホイルでしっかりとキーを巻くだけで電波遮断が可能な場合もあります。

かなり重要な事ですが、キーボックス使用時の注意点で、暗くなる前に車に戻るようにしてください。
体験談ですが、波が良くてなかなか上がれず暗くなってしまい車に戻りました。
キーを解除しようとしましたが真っ暗で番号が見えません。こんなことは考えてもいなくてかなりあせりました。近くのサーファーにお願いしてスマホで照らしてもらい解除できました。けっこう盲点だと思うので暗くなる前に上がるようにするか、キーボックスに100均などのキーホルダータイプのライトをつけておくといいかもです。

アルミパックは海以外でも使用可能です。家での盗難も最近ニュースになっています。
玄関に電波を発信するキー置いておく場合もアルミパックに入れておくと安心です。

2-1-1.錠前式キーボックス FCSサーフロック

海で使用するキーボックスは容量がしっかりあり安全でなければなりません。
探せば1,000円台の商品もありますが、物が物だけにあまりにも安いものは避けるようにしましょう。おすすめはFCSのキーボックスです。容量もしっかりある上にロック用の番号が隠されているのがポイントです。海水やほこりなどの侵入を防ぎナンバーキーの保護に役立ちます。
またイメージ的にロック用のナンバーが見えていると悪い奴が手を出しやすくなります。そういった心理的な防止にも役立ちます。

2-1-2.錠前式キーボック DECANT デキャントキーボックス

こちらも容量充分な上、ナンバーキーのカバーもしっかりついているタイプです。
デザインも、しっかりかっこいいのがポイントです。

2-1-3.EXTRA エクストラ 暗証番号ロックキーボックス

こちらも頑丈で信頼できるキーボックスです。動画でのセキュリティー解説もあり参考になります。ナンバーキーは表面に出ているタイプなので前述しているメリットはなくなります。
しかし海で使うものなので、傷みはどちらにしても出てきます。暗証番号キーが動かしにくくなったら念のため交換をおすすめします。

2-1-4.キーボックス ワイヤー仕様

多くのキーボックスのぶら下げる部分は硬い鉄になっています。
このワイヤー仕様のキーボックスはかなりおすすめです。
接続部分が柔らかいのでストレスなく車のどんな場所にもつなげられます。
通常のキーボックスの接続部分より、長めに設定されていて、なおかつ柔らかいのでとてもつなぎやすくなっています。
価格もリーズナブルなのでかなりおすすめです。

2-2-1.キーボックス セキュリティーボックスのデメリット

キーボックスのデメリットは、車に鍵がついていることでしょう。
キーボックス自体のロックを解除できれば普通に車を盗むことができてしまいます。
それを防ぐには、ロック後に面倒がらずに番号をしっかりずらすことです。一個、二個ずらすのではなくすべてのダイヤルをめちゃくちゃに回しておけば安心です。
また、車のドアノブに引っ掛けたりすると傷がつく心配があります。
その点をクリアできればかなり安心のロックシステムです。

2-2-2.キーボックス セキュリティーボックスのメリット

メリットとしてはインテリジェンスキーでロックできる、無くす心配がないという事です。
ダイヤルロックの管理、定期的なメンテナンス、確認をしていれば問題ありません。

定期的に、ダイヤルがスムーズに動くか、ロックはスムーズに解除できるかを確認しましょう。海の潮で鉄はさび付きやすく劣化するので、スムーズに動かない場合は買い替えを検討しましょう。あかなくなってからでは遅いです。

3.二重防犯におすすめ ハンドルロック

サーフィン中のキー管理の重要性はわかっていただけたと思います。
しかし、どんなにしっかり管理しても、車の窓を割られる車上荒らしが後を絶ちません。
防ぐには、人目のあるポイントでのサーフィン、なるべく車の見える場所でのサーフィンが必要です。どうしても見えない、人気のないポイントではリスクは伴います。
心配な方は、最悪、車上荒らしにあっても車だけは持って行かれないようにハンドルロックをしてリスク対策することをおすすめします。

3-1.【LESTA正規品】ハンドルロック 盗難防止 ステアリングロック 

【二重防犯機能 & 緊急脱出用の窓割りハンマー機能】
簡単取り付けでしっかりとハンドルロックをしてくれます。
これで海でのセキュリティ対策は万全です。

キーボックス セキュリティーボックス、またハンドルロックにも言えますが、本気で切断して盗もうとする犯罪には対応できません。
どれも鉄や、ワイヤーで作られている物なのでプロ仕様のアイテムを使われて切断されてはひとたまりもありません。
今回のセキュリティ対策は、海での盗難リスクを軽減するものとなってします。

4.キーボックス使う上で絶対にしてはいけない事

スマートキー、インテリジェンスキーの海での保管方法はサーフロック、キーボックスに入れるのが現状では一番安全ではないでしょうか。
しかし、注意しなければならない点があります。
まず、番号を絶対に忘れてはならない。キーボックスの暗証番号を忘れてしまったら開けることができません。最後は壊すしかなくなります。壊すといっても頑丈なものなのでそう簡単には壊すことはできません。絶対に番号を忘れないようにしてください。

また超重要事項として一時期キーボックスの暗証番号を突破して車上荒らしを行う事件が海で多発していました。その背景にはサーファー特有の問題がありました。
犯罪抑制のため番号を具体的には記載できませんが、サーファーが好んで使う番号、車のナンバーなどにも良く使う番号、そうです波にまつわる番号を暗証番号としているサーファーがありにも多く、犯人がこの番号でキーの解除に成功していました。
絶対にこのような番号は設定してはいけません。いい波とか、良い波とかですね。
ご自身で忘れないサーフィン関連、個人情報以外で設定できれば一番です。

サーフィン初心者は、基本ルールを知らないと危険がいっぱいです。
必ずチェックして、海での安全を確保して楽しくサーフィンをしましょう。

5.まとめ

今回は海での車のカギの扱いについて解説しました。
信頼できるサーフショップなどに車を止め、カギを預けることができれば問題ないのですが、波のコンディションによって入りたいポイントも変わります。そんな場合でもキーの保管がしっかりできれば安心ですね。またこのようにしっかり鍵を扱ったとしてもキーボックスが開かなくなったり、海でキーを落としてしまうこともあるかもしれません。
念のため、家族などにスペアキーなどを預けて置き、万が一の場合電話して持ってきたもらえるようにしておきましょう。サーフィンを楽しんだ後、車上荒らしなどで気持ちが最悪にならないようセキュリティーには充分注意して楽しくサーフィンしましょう。

コメント:サーフィン時の車両を狙う犯行は所有者がキーボックスを利用していることを想定していると言えます。
車種と年式を確認すればスマートキーやインテリジェンスキーを採用している車両であることはわかります。そうなればキーボックスを設置している可能性が高いと判断できます。
だからこそ車両を停車させる場所とキーボックスの選択は非常に重要になります。
犯行を行いにくい場所に停車して防犯性の高いキーボックスを利用することで犯行に対する物理的な対策を講じることはもちろん、防犯意識の高さをアピールしてターゲットから外れましょう。

6.サーフィン中のキーボックスの関するQ&A

Q: サーフィン中のカギをキーボックスに入れる理由は何ですか?
A: サーフィン中にカギをキーボックスに入れる理由は、以下のようなものがあります。

  1. キーボックスは防犯対策が施されているため、盗難被害を防止できる。
  2. キーボックスに入れることで、カギを紛失する心配がなくなる。
  3. サーフィン中にカギを持ち歩くことで、水に濡れたり、壊れたりすることがあるが、キーボックスに入れることでその心配がなくなる。
  4. サーフィン中にカギを持ち歩くことで、サーフィンの邪魔になることがあるが、キーボックスに入れることでその心配がなくなる。

Q: キーボックスはどのように使用しますか?
A: キーボックスの使用方法は、以下のような手順で行います。

  1. 自分で設定したパスワードを入力してキーボックスを開ける。
  2. カギをキーボックスに入れる。
  3. キーボックスの扉を閉め、パスワードを再度入力してロックする。

Q: キーボックスはどのように設置しますか?
A: キーボックスの設置方法は、以下のようなものがあります。

  1. 車のドアノブに引っ掛ける
  2. タイやホイールにつける
  3. 車の下、見えない箇所につける