サーフボードのワックスはいつ剥がしましたか?
汚れたらしっかり剥がして塗り直すサーファー、また全くはがさずに気が向いた時だけ剥がすサーファー、あなたはどちらでしょうか?
綺麗なボードはかっこいいし気持ちよいですが、ワックスはがしは面倒でもあります。
今回は面倒なワックスはがしをするべきタイミング、気持ちよくはがし綺麗にするためのおすすめリムーバーについて解説します。
この記事の内容
1.WAX ワックスをはがす必要性
サーフィンのワックスは滑り止めです。
重ね塗りして滑りさえしなければ良い気もしますね。
しかし、ワックスをはがすのには重要な意味合いがあります。
ワックスを塗り続けると分厚くなっていきます。それにより、ボードがせっかく軽くてもワックスのせいでボードの軽さを使えなくなります。
またシーズンによりワックスの硬さは変わってきます。それを上塗り上塗りしていくとグリップがきかなくなってきます。
1-2.重ね塗りし過ぎると起こる現象
重ね塗りすると重くなり、ボードの性能を最大限生かせなくなることはわかると思います。
ではなぜグリップも効かなくなるのでしょうか?
例えば冬用のやわらかいワックスを重ね塗りしていて、暖かくなってきてクール、暑くなりトロピカルなどを続けて塗っていくと一見滑らなくなっていそうですが、ライディング中、力を入れた時に、表面のワックスごと、下に塗られている冬用の柔らかいワックスがグリっと一気にはがれることも良くあります。
そうするとパーリングにつながり、最悪怪我をしてしまうこともあります。
2.ワックスをはがすタイミング
ワックスをはがすのは正直面倒でもあります。
タイミングさえ考えればそう度々はがさなくてもグリップを保つことはできます。
大会に出るサーファー、コンペティターなら試合前にはがしてきっちりとワックスアップすることをおすすめしますが、フリーサーファーならシーズンごとのワックスはがしで充分です。
ワックスの硬さを代えるタイミングで一度すべて剥がしてベースコートを塗ってシーズンにあったワックスを塗ると最強グリップを保つことができます。
3.ワックスの剥がし方
ボードのワックスの剥がすのは、まずワックスリムーバー、ヘラでべろべろと古いワックスをはがしていきます。
コツとしてはしっかりと剥がすワックスの下に差し込みへらを進めていきます。
一通りはがしたら、残っているワックスをヘラの角、はしで少しずつ削るように剥がします。これをするとリムーバー液で綺麗にするときに楽になります。
4.リムーバー液の使い方
古いワックスをはがしたら出来ればリムーバー液を使い汚れ、残りのワックスまで剥がしましょう。
スクレーバーで剥がし終わったデッキ面にリムーバー液を薄く吹き付けて少し時間を置きます。
おおよそ、2~3分おくとワックスが溶けてきて落としやすくなります。
次にティッシュペーパー、おすすめはキッチンペーパーで汚れ、残りのワックスを綺麗にふき取っていきます。
一度試してほしいのが、デッキ面にキッチンペーパー、ティッシュなどを広げ、その上にスプレーします。同じように2~3分おいてそのペーパーでふき取るとより簡単にきれいになります。
これを定期的に行うことにより、ボードの傷、割れなどを確認することができます。
ワックスが付いたままで気が付かなかった破損個所を発見することができます。
裏面、レールもスプレーを吹き付けて綺麗に拭きあげると汚れ、付着したワックスも取れ、破損個所の確認もできます。
綺麗になったボードはとても気持ちが良いです。
5.おすすめのワックススクレーバー リムーバー
レビュー付きで使いやすく、おすすめのワックスはがしグッズを紹介します。
5-1.TLS TOOLS ワックス スクレーパー
TOOLS ワックス スクレーパーは他のスクレーバーへらより硬めに作られています。
持ち手は痛くならないようにゴム製で柔らかくなっています。
角もしっかりあるので細かな残りワックスをはがすのも楽にできます。
カラーも豊富で形もかわいいです。
5-2.DECANT デキャント ワックスリムーバー
このリムーバーは特有の嫌な臭いも抑えられており、またEPSにも問題ないとしっかり記載されているので安心して使えます。
また、デッキパッチの張替えなどではがした両面テープのべたつきも簡単に落とすことができます。300ml入っているのでかなりの回数、ショートボードならシーズンごとに使っても2~3年以上使えます。普通に使えばいつ買ったか記憶がないくらいは持つでしょう。
リムーバーとスクレーバーのセットなら買い物も一回で済みます。
5-3.PICKLE WAX REMOVER ピックルワックスリムーバー
なぜが知名度が低いワックスリムーバー。
液体を使わずに綺麗にワックスを落とすことができます。ピックルで消しゴムのようにこするとワックスが、カスのように出てきてそれを捨てるだけの簡単なリムーバーです。
ティッシュなども使わないので無駄もないです。
注意点はカスがけっこう出るので外での使用がおすすめです。
一度使うとこれしか使わなくなるかもしれません。
ピックルのすごいところは、ソフトボード、ボディーボードにも使えるリムーバーというところです。ボードが痛まずに綺麗にワックスオフできます。
6.ダイソー カーボンヘラ
なんとダイソーでワックスはがしにピッタリのカーボンヘラがあります。
twitterでも、とても使いやすく、一気に剥がせると話題になっています。
100均でワックスオフのヘラが買えるなら、消耗品なので大変ありがたいです。
ダイソーに行ったら一度試しに買ってみることをおすすめします。
7.まとめ
今回はサーフボードのワックスをはがすタイミングと必要性について解説しました。
綺麗にワックスアップされているとボードもかっこいいですね。
せめてシーズンごと、ワックスの硬さが変わる時期には一度綺麗にはがして、ボードの傷も確認するようにしましょう。
早めに傷を治せばボードは長持ちするし、またワックスも定期的に落とすことにより、ボードの持つ軽さ等性能を最大限に発揮できます。
面倒でも一本の波を大事にする心を忘れずにやってみましょう。
こんにちは!サーフィン大好きRYO(RYO@波乗り生活.ナミカツ)です。