サーフィンを初めて間もない初心者サーファーはどの位のサイズの波で練習するのが一番適しているのかわからないでしょう。長年やっているサーファーと一緒に行けばアドバイスももらえ、現在の自分に適したサイズもわかるかもしれません。サーフィン初心者は特に、こっそり練習して上手くなりたかったり、友達とスケジュールが合わず、それでもサーフィンをしたいことも多くなるでしょう。
そこで今回は初心者に適した波のサイズについて解説していきます。
1.サーフィン初心者向けの波のサイズは?
サーフィン初心者に適した波のサイズは、ズバリ膝~腹程度の波となります。
この程度の波の場合テイクオフの練習の際も失敗時の恐怖心もほとんどないでしょう。
またテイクオフできるサーファーの場合、横に走る練習にも適しています。後述いたしますが、波のブレイクにもよる部分は確かにありますが、恐怖心を感じずに楽しんで練習できるサイズがこの膝~腹程度の波となります。これ以上大きい場合は少なからず恐怖心が出てきます。でかい波にチャレンジするのもサーフィンの魅力ではありますが、初心者のうちは、まず恐怖心を感じずに楽しく上達するよう練習することをお勧めします。
2.波のサイズの目安
波のサイズについて、日本の波のサイズの表現は人の体の部位であらわされます。
海面に人が立った場合のその人のどの部位にあたる波の大きさかとなります。一般的に男性の身長が目安とされてます。だいたい170cmくらいの人と考えて良いでしょう。
フラット | 波が全くない状態 サーフィン厳しい | 初心者 |
スネ | 厳しいですが初心者、ロングは少しなら | 初心者 |
膝 | 初心者の練習には最適、面を走ることもできる | 初心者~ |
モモ | 初心者の練習には最適、面を走ることもできる | 初心者~ |
腰 | 初心者サーファーから幅広く楽しめます | 初心者~ |
腹 | 初心者サーファーから幅広く楽しめます | 初心者~ |
胸 | 初心者サーファーはちょっと怖いかも。良い波と言われるサイズ | 中級~ |
肩 | 初心者サーファーはちょっと怖いかも。良い波と言われるサイズ | 中級~ |
頭 | 初心者は控えましょう。中級者以上でテンションが上がる波 | 中級~ |
オーバーヘッド | 初心者NG。上級者向け。ゲットもハードになる。 | 中級~ |
頭半 | 上級者向け。ゲットもハードになる。クローズしてくる。 | 中級~ |
ダブル | エキスパートオンリー。クローズしてくる。 | 上級者~ |
ダブルオーバー | エキスパートオンリー。クローズしてくる。 | 上級者~ |
3.波のブレイク
サーフィンに重要なのは、波のサイズと合わせてブレイクの仕方もあります。
胸~肩サイズといっても、ブレイクがトロイ場合と、掘れて早いときとでは全く対応が異なります。
初心者の練習に適した波のブレイクに絞り、いくつか解説いたします。
3-1.速い波
その名の通り、波のピークから、ショルダーにかけて波の崩れる速さが速い波。
中上級者には良い波とされる。初心者の場合はテイクオフのタイミングも速くなるので難しい場合もあります。しかし、波をつかみやすいので、何本も乗れて練習になります。ボトムターン、アップス&ダウンスの練習にもとても良いでしょう。
3-2.ダンパー
波の崩れ方が非常に速い状態。沖から来た波が巻いて、掘れ出して一気に崩れていく波。
エキスパートだと、チューブをメイクできる場合もあるが、一般のサーファーは基本的に避ける波のブレイク。初心者サーファーは膝程度までの波ならテイクオフの練習は可能だが、それ以上のサイズの場合は波に乗った瞬間にボトムに落とされるので控えるのが無難です。
3-3.トロい波
波の崩れかたがにスピードがなくゆっくりと崩れていく状態。波に乗りきるまで、しっかりとパドルをすれば初心者のテイクオフの練習には最適なブレイクです。そんな日はじっくりとたくさんの波に乗りテイクオフの練習に励んでください。
4.まとめ
波のサイズは膝~腹程度でトロめのブレイクがテイクオフの練習には最適でしょう。
また、サイズは、膝~腹程度で同じですが、テイクオフ後の練習、横に走る、ボトムターン、アップス&ダウンスなどの練習の場合はスピードが出やすい速めの波があっています。速めの波の場合は、テイクオフのタイミングも速くなるのでそれなりに始めはてこずるかもしれません。しかしテイクオフのタイミングがあってくれば、とても気持ちよく走ることができます。
是非、ご自身の練習課題に合わせたサイズ、ブレイクで楽しく練習していきましょう。
こんにちは!サーフィン大好きRYO(@RYO89156276)です。