波のパワーを使うサーフィン パワーゾーンを理解し上達を目指す

こんにちは!サーフィン大好きRYO(RYO@波乗り生活.ナミカツ)です。

サーフィンは波に乗るスポーツです。その波でライディングする上で最も大切なのは、自然発生する波を理解して波の力を最大限に利用して一番スピード、力があるポジションで乗り続けるとです。
ボードを動かしまくってスピードをつけようとしたり、波の力がないところで無理にリッピングをしようとしたりしても上手くいきません。今回は波のパワーゾーンについて、パワーゾーンを上手く使うサーフィンについて解説します。

1.波のパワーゾーンとは

波のパワーゾーンとは、波の一番力のある場所になります。波のポケットととも言います。
そのポジションにいるだけで自然とボードが加速していくゾーンです。
わかりやすく言うと掘れている場所です。波が巻いてきて崩れる、まさにその瞬間に最も力強くなります。

波が掘れている場所から離れていくと波が厚くなり力がなく、乗り続けられません。パワーゾーンをキープできればスピードに乗ったサーフィンができます。

2.波のパワーを利用する

サーフィンで最も大切なのが波の力を利用してライディングすることです。テイクオフしてアップスでガンガン加速してパワーゾーンを抜けてしまい、自動プルアウトするサーファーも見かけます。それでもスピードに乗って駆け抜けるので気持ち良いのは間違えありません。
しかし、パワーゾーンをキープしてターンをしながら乗っていくのがテクニックになってきます。上達したいのであればパワーゾーンを常にキープするように意識して練習してください。
波のパワーゾーンに入っていればボードに荷重しているだけで加速していきます。加速し過ぎたらカットバックなどでパワーゾーンに戻り、スープにつかまりそうならアップス、フローターなどで抜けて再びパワーゾーンをキープする意識を常に持ってください。

3.パワーゾーンをキープできない理由

理解はしているがパワーゾーンをキープできないのはなぜでしょうか?
まずは波のショルダーからテイクオフをする意識が強い場合、テイクオフして走り出してボトムターンをする前にすでにポケットを抜けている場合も多いです。速い波ならそれでもポケットに入って乗ることもできますが、どんな波でもショルダーから乗ろうとしているとテイクオフだけでポケットを抜けてしまいます。テイクオフの基本は波のピークからです。その基本に戻りテイクオフ位置ポジションを変えればポケットに入りテイクオフができます。
ショルダーから乗ろうとするサーファーには理由がありピークは掘れれすぎているように見えテイクオフが難しそう。巻かれるのが嫌だ。こういった理由からでしょう。ピークで崩れそうな波も思っているほど速く割れないものです。しっかりピークを見極め波を掴む練習をしてください。

またせっかくポケットに入っていてもアップスで、加速、加速してしまい、ポケットを抜けてしまうサーファーも見かけます。これも目の前の波が掘れてきて早く抜けないとスープにつかまってしまうという気持ちからでしょう。
これについても思っているほど速く崩れてこないので焦らずじっくり波を見極めるようにすればポケットをキープすることができます。

乗っている波の目の前が今にも崩れてきそうで加速してしまうのですが、波は意外と粘って崩れてこないものです。リラックスしてこの意識をもってライディングするとサーフィンは大きく変わります。

4.波のポケット(パワーゾーン)をつかうサーフィン

波のパワーゾーンを上手く使うことができると無駄な動きを入れずにレールtoレールでサーフィンすることが可能になります。それによりドライブの効いたターン、切れのあるトップターンが生まれてきます。
波のパワーゾーンを使えないとレールを入れるのも難しくなります。ポケットなら軽くボードを傾けるだけでしっかりとレールを入れることができます、というか自然とレールが入ります。
レール、レールと意識するよりまずは波のパワーゾーンをキープする練習をするとレールtoレールの意味も解ります。これがわかる頃にはかなり上達しているはずです。

Connaer coffinのレールを使ったサーフィン動画です。イメージトレーニングにぜひ見て下さい。

5.まとめ

今回は波のパワーゾーン、パワーゾーンをキープする重要性について解説しました。
サーフィンが上達していき、中級者位になると、色々な技をやりたくなり、重要な部分をスルーしてしまいがちです。ポケットでないポジションでも板をある程度動かせるようになっていると強引なサーフィンをしてしまいます。そうするとスムーズでないサーフィンになってしまいます。
それ以上の上達を目指すなら、今一度立ち止まり、基本のパワーゾーンでのサーフィンを意識するようにしてください。ポケットが上手く使えればスムーズで今以上に簡単に技を入れてライディングすることも可能です。パワーゾーンの意識でサーフィンは大きく変わります。

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