冬のサーフィンはとにかく寒いですね。
しかし海はすいていて練習には最高の環境です。アイテムさえしっかりしていれば冬はサーフィンにとっていい条件が揃いやすい季節でもあります。
特に寒い日はウェットスーツの下にインナーを着こむことで体感温度がかなり変わります。
素材、形、種類も豊富なウェットスーツインナー。今回はインナーの選び方から、オンシーズンで売り切れ続出時でも比較的探しやすい、fellowのインナーについて解説します。
この記事の内容
1.fellowについて
fellowというブランドはウェットスーツ販売から、小物、アイテムまで取り扱っている、日本のブランドです。
JPSA日本プロサーフィン連盟のオフィシャルブランドとなっています。日本のブランドなので、それぞれ日本人の体形に合った作りになっています。また地球環境に配慮した商品作りをすすめているブランドです。
FELLOWウェットスーツの地球環境への意識
2.インナーが必要な理由
サーフィン用インナーが必要な理由は何でしょうか?
ウェットスーツだけではだめなのでしょうか?
いえ、ウェットスーツは毎年進化しており、非常に保温性、防寒性は高まってきているのでウェットスーツのみで冬の海に入るのは特に問題ありません。
それより、メーカーによっては、裏起毛の特性を生かすためインナーの着用なしを推奨さえしております。
しかしウェットスーツの最高の性能をキープできるのは1シーズン。2シーズン目になるとだいぶ性能が変化してしまいます。結果、ウェットスーツインナーを着用することにより保温性を高めることが可能になります。
2-1.インナーを着るメリット
①体が冷えない
これが一番のメリットです。体が冷えると動けなくなり、いい波が来ても乗れなかったり、思わぬパーリングをするのを防げます。
②着替えが寒くない
冬のサーフィンで一番しんどいのが着替えではないでしょうか。
さっとインナーを着ることでとりあえずは寒くなくなります。
それでも寒ければ家を出るときからインナーを着こみ、海についたらウェットを着るだけにすれば着替えの寒さから解放されます。
海上がりもインナーがあるのでタオルなど巻かずにとりあえずウェットを脱いで温かいお湯を浴びられます。
③薄いウェットを着ることができる
インナーをしっかり暖かいものを着ることによって、薄いウェットでサーフィンすることが可能になります。
動きにくくなるので5mmセミドライが嫌なサーファーも多く、そんなサーファーは3mmウェットなどにインナーを着て真冬のサーフィンをすることもできます。
2-2.インナーを着るデメリット
①運動性が落ちてしまう
これが一番のデメリットではないでしょうか。冬のサーフィン時に重たいセミドライを着用して、さらにインナーを着ると重量的にも増えます。またウェットスーツは基本的に体にぴったりのサイズですのでインナーを着るだけで動きにくくなります。パドリングのストレスは大きくなってしまいます。冬場はサクッと1~2時間集中してサーフィンするというサーファーにインナーは必要ないかもしれません。練習をしっかりしたい初心者サーファーや冬でも行ったからには3時間4時間としっかり海に入ってサーフィンしたいというサーファーは体を冷やさないためにインナーを着る選択も良いと思います。
②ウェットスーツ本来の性能を失ってしまう
ウェットスーツは年々進化しています。特に冬用のセミドライの進化は著しいものがあります。裏地の素材も体と水と空気が合わさることで熱を生み出したり、保温効果の優れた素材を使用したり、また全身の生地、縫製にしてもいかに重たいセミドライ着用時でもパドリングのストレスを減らせるか、ライディングの動きをスムーズにできるか、それぞれのブランドのコンセプトで最高の物を作っています。インナーを着ることで、この裏地が本来持ち合わせている性能、ウェット素材が持っている非常に高い運動性が失われていきます。
先述した通り最高の性能はもって1~2シーズンでしょう。特にそれ以上着るならインナーを着ることにより阿多拓サーフィンできます。
3. fellowのウェットスーツインナー
fellowには種類豊富なインナーがそろっています。インナーの選び方としてはウェットを着てサーフィンしていて、寒い、特に冷えると思う部分を温めるように選ぶのがベストです。あれもこれもと追加していくと重く、動きにくくなってしまいます。
そうならないよう必要な部分を選び全体的に冷える場合は薄手の全身インナーを選ぶと良いでしょう。
3-1.ショートジョンタイプのインナー
ショートジョンタイプのインナーです。上半身、腰、お尻周りの保温に最適です。
腕、肩周りにストレスが無いのでパドルにも影響が少ないです。体の中心を温められるので迷った場合はこのタイプをおすすめします。
3-2.ロングジョンタイプのインナー
こちらはロングスリーブのインナーです。風が強く水温が冷たい時には間違えなく暖かいです。
波待ちでボードに座っていると上半身は水面から上に出ています。風にさらされていると上半身が特に冷えてきます。そんな場合におすすめのインナーです。
デメリットとしては腕回りにインナーのストレスがかかるのでパドルには影響が出ます。それでも体が暖かく保てるとサーフィンの動きは抜群に良くなります。
3-3.フルスーツタイプのインナー
こちらはフルスーツタイプのインナーです。上下が分かれていないので着用時のごわつき、違和感が少なくなっています。東北エリア、冬の日本海エリアでのサーフィンには心強いインナーです。千葉、茨城、それ以上北寄りでなければ必要ないと思います。
または薄めのウェット3mmのラバーなどを着用する場合、真冬はこのフルスーツタイプのインナーを着て入ることも考えられます。5mmセミドライなどで運動性が落ちて嫌なサーファーにはおすすめできます。
女子サーファーは特に冷えは禁物です。寒い冬はしっかり対策をして暖かくサーフィンしましょう。
4. fellow インナーパンツ
上半身より下半身が冷えてしまう。下半身重視で温めたい場合はインナーパンツがあります。海に入っていると下半身はほぼ水中に入っているので水温が低いと冷えやすくなります。またインナーパンツの場合パドルのストレス、ライディング時のストレスもほぼないので快適にサーフィン可能です。
4-1.ハイウェストタイプのインナーパンツ
このインナーパンツは非常におすすめできます。足から腹まで長さがあるハイウェストタイプなので腰、お尻までしっかり保温できます。この部分が冷え切ってしまうとせっかく波に乗っても思い通りに動くことができなくなります。しっかり保温できれば驚くほど運動性が変わってきます。
4-2.シンプルなインナーパンツ
こちらはシンプルなインナーパンツです。下半身の冷えが気になる方、ハイウェストのインナーパンツは必要ないサーファーはこちらが良いでしょう。このタイプなら家からはいて行って海での着替えも温かいままそのままウェットを着ることもできるので寒さ知らずです。
5.まとめ
今回はウェットスーツのインナー、FELLOWのインナーについて解説しました。とにかくいろいろなタイプのインナーを取り扱っており、また日本のブランドという事もありサイズも日本人の体形にフィットしています。体を冷やさずにサーフィンをすることが冬のサーフィンを楽しむコツにもなります。寒くて嫌にならずに楽しくサーフィンできるようインナーを検討しても良いですね、冬の海は空いていてたくさんの波に乗れるチャンスでもあります。
冬は波が良い日も多くなります。すいていて、波があり、ベテランサーファー、ハードコアサーファーは冬こそサーフィンシーズンと考えています。
着替えさえクリアすれば冬のサーフィンは快適です。
こんにちは!サーフィン大好きRYO(RYO@波乗り生活.ナミカツ)です。