ネックベアード2の評判 スパインテックは中古でも大丈夫か?

こんにちは!サーフィン大好きRYO(RYO@波乗り生活.ナミカツ)です。

2012年に発売され大人気となった初代ネックベアード。デーン・レイノルズ考案でとにかく楽しめるボードというコンセプトで評判になりました。2018年には日本先行発売でネックベアード2が登場。よりパフォーマンス性が上がりこちらも大人気になりました。そして現在はネックベアード3が発売されています。基本のとにかく楽しめるボードというコンセプトは変わらず進化しています。今回はネックベアード2について解説していきます。

1.ネックベアード2 スパインテック

反則系サーフボードネックベアード2。特徴としてボリュームがあり、ノーズロッカー、テールロッカーも抑えめとなっており、幅も広く取られ、ボリュームもあります。これにより、テイクオフが非常に早く、波を取りまくれます。また、浮力があるのでスピードもでやすくなってます。
そこで通常のPUボードではなくあえてネックベアード2のスパインテックに焦点を当てて見合いと思います。

1-2.サーフボードの素材について

サーフボードの素材としてPUがオーソドックスな素材となっています。PUとはポリウレタンを略したものです。元来よりボードづくりに使用されてきている素材です。ポリウレタンをガラスクロスで巻き上げ樹脂でラミネートして作られます。また最近多くなってきているのが、EPSです。エクスパンダブルポリスチレンを略したものです。一般的に通用する言葉は発泡スチロールです。EPSフォームは多く空気を含んでいます。発泡スチロールを想像してもらえればツブツブ一個ずつに空気が含まれているのがわかると思います。そのため軽量で浮力が強くなります。そして今回解説したいのがスパインテックという素材です。

1-3.スパインテックとは?

SPINE-TEK(スパインテック)とは、アルメリックとShapers Australiaとのコラボレーションで生まれた新素材EPSボードになります。

1-3-1.スパインテックテクノロジー

従来の木材素材ストリンガーは使わず、代わりに新素材のスパインが使われ強度を上げるためにカーボン施がされている。EPSフォームに溝を作りそこにスパインテックを埋め込んでいます。スパインテックにはカーボンではなく、ファイバーグラスとレジンを合わせて作られています。

2.スパインテックの特徴

EPSボードはPUに比べると柔軟性、フレックス性が弱く硬い感じの乗り心地とされています。アルメリックはそのフレックス性能をEPSでも追及しています。その結果、Shapers Australiaのテクノロージーを使いフレックス性を極限まで上げることに成功しました。EPSのもつ軽さを保ちつつフレックス性も併せ持っています。また通常フレックス性能が上がるとその分弱い部分が出てきて折れやすくなりますが、スパインテックは耐久性もあり通常の木材素材のストリンガーより強く折れにくくなっています。フレックス性があるという事はボードの反応が良くなります。スパインテックも乗ってみると一発で違いがわかります。驚くほど反応が良く狙ったところへボードをコントロールできます。

3.ネックベアード2スパインテックの中古について

ネックベアード2の購入で狙い目となるのがスパインテックの中古ボードです。PUボードの場合、週1サーファーで2~3年でだいぶ劣化が出てきます。フットマーク、表面のひび割れ、また黄ばみも強くなってきます。ボード性能自体は大きな損傷が無ければさほど変わらないので中古でも楽しめますが、EPS、スパインテックの場合はより状態の良いものが見つかります。EPSに使われる、樹脂、エポキシは傾向として紫外線をカットして黄ばみにくいように改良されています。また強度も強いのでキズ、フットマークさえない物も見つかります。スパインテックはより強度が増しているので壊れにくく、長い期間使えます。1~2年程度使われて、状態が良く価格もリーズナブルなものが見つかりやすいでしょう。

4.まとめ

今回はネックベアード2のスパインテックについて解説しました。反則系サーフボードネックベアードを手に入れるには中古もおすすめできます。サイズ的にも小波~頭程度のオールラウンドに使えるボードになっているので初心者サーファーの一本目にも最高でしょう。また初心者サーファーは僕ラッシュなどでボードを痛めやすいので強度のあるスパインテックは特にいいのではないでしょうか。テイクオフも速いのでたくさん波に乗って上達しましょう。